年中祭儀

[2月8日・星祭]

妙見さまの春初めてのご降臨の縁日である2月8日に、一年の厄除けとご加護をお願いするのが星祭です。妙見さまは北斗七星を神格化した神様であり、古来より運命の星の巡りを正して下さるとされています。

妙見信仰において、人はそれぞれ北斗七星の内の二つの星によって加護されており、命をご加護下さる(本命星)と幸せや運気のご加護を下さる(元辰星)があるとされます。この星とその年の星(当年星)をお祀りして、厄除けを行うのが星祭りです。

 

[4月中旬・龍神祭]

当宮の御祭神である天御中主大神は仏教では妙見大菩薩とも称され、妙見さまは龍の背に乗り、空を駆け巡り、亀の背に乗り海を渡られるとされます。常に龍神・亀を従えておられました。龍神祭は当宮の守護神のお祭りです。

 

[5月20日・稲荷ふいご祭り]

妙見山で最も高い場所に鎮座する豊臣稲荷社は古くから妙見宮の信仰上、とても大事な社です。妙見宮は主祭神(主に祀られる神)として天御中主大神(妙見信仰において北極星と北斗七星)をお祀りする社です。伊勢神宮の外宮神主であった度会氏が説いた伊勢神道においては天御中主大神と伊勢神宮外宮の豊受大神(伊勢神宮内宮の天照大御神のお食事を司る神様)はご同体であるとしています。

妙見宮では拝殿の奥に、御神体である磐座(信仰の対象となる岩)がありますが、実はこの磐座を拝する(頭を垂れて礼をする・おがむ)と、その背後の妙見山で最も高い位置に鎮座する豊臣稲荷社(豊受大神)を拝することになります。創建以来の古社であり、妙見宮の奥の院がこの社です。後世に妙見宮の稲荷社が大阪城の鬼門に位置することから、大阪城守護の神として、いつしか豊臣稲荷社と称されました。

 

[7月7日・七夕祭り]

この日は2月8日の星祭りからちょうど半年目の御祭神御降臨日にあたります。七夕が古くから伝わる当宮の星祭りであり、天地の恵み・御先祖の恵みに感謝し、厄除開運をお願いするお祭りです。

 

[7月23日・星降り祭]

当山に七曜星が御降臨したご縁の深いこの7月23日を星降り祭(ほしくだりさい)と称して、毎年夏の例祭として盛大に斎行されます。

 

[9月23日・祖霊祭] 午前10時半斎行

お彼岸の日に妙見宮護持の為に尽力されました歴代宮司並びに、社守の方々の御霊祭を行っております。


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